公開日 2023年01月27日 最終更新日 2023年10月05日
こんにちは、旅先奪取(@tbskdash)です。
先日HISから宇宙旅行が発売開始となり、話題になりました。
宇宙も旅行で行けるとなると、旅先奪取としては見逃せません!
今現在どれくらい宇宙旅行が身近になってきているのか、また今後出てきそうな商品はどんなものがあるのか、調べてみました。
新しい情報がありましたら、随時追加していきます。
では、早速はじめます。
私たちでも宇宙に行ける時代
2021年は、8回の打ち上げで29人の民間人が宇宙の旅を楽しみ、「宇宙旅行元年」となりました。
それ以降、各社が宇宙旅行の本格的な運用に向けて、日々研究開発を行っています。
そして先日2023年1月、HISが宇宙旅行の一般発売開始し、話題になりました。
一般の私たちでも、訓練もなしに宇宙に行ける時代がもうすぐそこまで来ている!と思わせてくれます。
どれ程、宇宙が近づいてきたのか、宇宙旅行の現状をまとめました。
宇宙旅行の現在地はここ!
現在行われている、または実施予定の宇宙旅行の5つです。
・ネプチューンで行く / Space Perspective
・ボイジャーで行く / World View Enterprises
・セレステで行く / Zephalto(ゼファルト)
・オープンユニバースプロジェクト / 岩谷技研
・スペースシップ(VSS Unity)で行く / Virgin Galactic
・ニュー・シェパードで行く / Blue Origin
・クルードラゴンで行く / Space X
宇宙旅行と言っても、行き方から滞在時間なども各社、様々です。
各社が出している動画も一緒に見て、宇宙旅行をイメージしてみてください。
※現時点で発表されていることをまとめています。最新情報は各社ホームページにてご確認ください。
1.ネプチューンで行く / Space Perspective
まず、Space Perspective社の「ネプチューン」で行く宇宙旅行です。
SpaceBalloon™という技術で、気球を使った宇宙旅行になります。
実際は、宇宙の定義である高度100kmに到達せず、高度30kmと“ほぼ”宇宙にまで行けるプランです。
“ほぼ”宇宙ということで、重力があり、無重力の体験はできません。
その代わり、重力があるため地球を見ながら食事を楽しむことができます。
“ほぼ”宇宙ということですが、動画を見ると青い地球を見ることが出来、宇宙旅行として満足できるのでは?と思います。
またゆっくり上昇し、2時間ほど“ほぼ”宇宙にいて、またゆっくり下降するという特徴もあります。
長い時間“ほぼ”宇宙にいられるのも魅力的ですし、上昇に負担がないので、訓練の必要がないことも大きなメリットと言えそうです。
こちらは、現在HISの子会社のクオリタで取り扱っています。
申し込むと「乗船権」を得ることが出来ます。
興味のある方は、ぜひ公式HPをご確認ください。
Space Perspective
スペースシップ・ネプチューン専用サイト
1人あたり:15万ドル+手配料55万円
2.ボイジャーで行く / World View Enterprises
2つめは、World View Enterprises社の宇宙旅行です。
1つめに紹介した、Space Perspective社のネプチューンとよく似ていて、気球を使ったゆったりとした宇宙旅行です。
旅の工程も似ていて、“ほぼ”宇宙である高度30kmに2時間ほど滞在することが出来ます。
宇宙ベンチャー企業「株式会社ASTRAX」にて、販売中です。
価格も日本円で発売いたり、日本人専用フライトを用意されているなど、日本人にとっても優しい内容になっています。
日本人のアテンダントも付くということで、英語に自信が無くても大丈夫です。
World View Enterprises
株式会社ASTRAX 公式ショップ
1人あたり:1650万円
3.セレステで行く / Zephalto(ゼファルト)
3つめは、Zephalto(ゼファルト)社が提供する宇宙旅行です。
こちらも1つめ2つめと同じように、気球を使ったゆったりとした宇宙旅行になります。
ゆっくり高度を上げていき、高度25kmにて、3時間も滞在できるとのこと。
ほぼ宇宙に滞在できる時間が一番長く、長い時間地球を眺めることが出来ます。
サービス開始は2年後の予定となっています。
パリを拠点にする会社とあって、フランス人シェフやソムリエが乗船し、ミシュランレベルの食事が頂けるというのが最大の特徴となっています。
Zephalto
1人あたり:約1750万円+デポジット150万
4.オープンユニバースプロジェクト / 岩谷技研
4つめは、岩谷技研が提供する宇宙旅行です。
なんと日本のベンチャー企業が、宇宙旅行を実現しようとしています。
TBSの「クレイジージャーニー」でも取材されていました。
2023年内に世界初の一般人を乗せた宇宙旅行への運行を目指しています。
既に初回の応募は終了しており、2023/10/09ごろに当選者5名が決まる予定です。
そして参加者はオリエンテーションを経て12月から順次、運行がスタートする予定です。きっとニュースになるのでしょうね!
気球のようなシステムで、2時間かけてゆっくり上昇し、1時間「near space」と呼ばれる高度25,000mで遊覧を楽しみ、1時間で降下するという旅行プランです。
現行のキャビンは2人乗りで、パイロットと2人で乗ります。
今後は6人乗りなど人数を増やしていく予定ということです。
日本語で説明も受けれるのも安心ですし、打ち上げも北海道なので、やはり日本人としては一番挑戦やすいですね。
オープンユニバースプロジェクト
1人あたり:2400万円(税込み)滞在費別途
5.スペースシップ(VSS Unity)で行く / Virgin Galactic
5つめは、Virgin Galactic社が提供する宇宙旅行です。
こちらは、母船である超大型飛行機に運ばれながら、滑走路から離陸します。
そして高度15kmの上空まで到達すると、宇宙船「スペースシップ2(VSS Unity)」は母船から切り離され、ロケットエンジンが点火によって、マッハ3.3のスピードで高度80km以上まで行くことが出来ます。
高度80kmとまだ厳密には“ほぼ”宇宙ですが、かなり宇宙に近づいており、無重力を体感することが出来ます。
4分間の無重力の時間を終えると、大気圏に突入することになり4G重力加速度がかかることになります。
身体への負担もあるので、3日間のトレーニングや健康チェックなども事前に行われます。
2023年4月より定期運航する予定となっていて、次々と宇宙旅行を体験する人が出てくる予定です。
Virgin Galactic社とは、クラブツーリズムが提携しており、販売しています。
ただ現在は、応募殺到のため、世界的に予約受付を休止としています。
そしてデルタクラスという新しい宇宙船を計画中で、今年2023年より製造を開始する予定となっていて、また新しい旅行内容が発表される日も近いかもしれません。
Virgin Galactic
クラブツーリズム・スペースツアーズ
1人あたり:45万ドル
6.ニュー・シェパードで行く / Blue Origin
6つめに、Blue Origin社で行く宇宙旅行です。
こちらは気球でも飛行機でもなく、ロケット発射で宇宙に行きます。
そして高度100kmのカーマンラインと呼ばれる高度を超えることが出来るので、こちらは正真正銘宇宙旅行です。
またロケットで打ち上げるので訓練は必要ですが、宇宙飛行士気分を味わうことが出来るのも魅力のひとつだと思います。
ただ、2022年9月に無人での打ち上げに失敗して以降、一旦打ち上げがストップしています。
Blue Origin
1人あたり:20万ドル(今後値上げの可能性)
7.クルードラゴンで行く / Space X
7つ目は、Space X社で提供されている宇宙旅行です。
Space X社が提供するのは、宇宙飛行士がするような本格的な宇宙旅行で、ISSへ行けたり、地球を周回したり、さらには月旅行も予定しています。
Space X社は、その本格さと価格から、一般人が行ける宇宙旅行ではありません。
現状では、前澤さんのような大富豪を宇宙に送っているような状況です。
今年には、前澤さん達は宇宙船「スターシップ」に乗って月周回の旅に出発する予定です。
Space X社は、すでにNASAに依頼され、定期的にISSに宇宙飛行士や物資を送るなど、実用的に運用をしているため、安心感があります。
また今後、新たな宇宙ステーションの建設などを予定していて、さらなる宇宙開発に期待できそうです。
Space X
1人あたり:5500万ドル(ISS8日間滞在)
まとめ
いかがだったでしょうか?
宇宙旅行が少しは近く感じられたでしょうか?
特に気球型のタイプには、YouTuberの方が乗って生配信するとかもありそうだと感じさせてくれます。
また将来的には、徐々に価格は安くなっていき100万程度で行けると予想されています。
そうなれば本当の意味で、私たちも宇宙旅行してみようかなと思える日が来るかもしれないですね。
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